2006年12月10日
本土寺のあじさい(2006年6月24日)
もう半年も前の話だが、2006年6月24日、千葉県の本土寺に、あじさい/花菖蒲を見に行ってきた。アジサイは1万株、菖蒲園は100種類500坪だそうだ。
それなりによかったのだが、特に花菖蒲は1週間ほど遅かったようだ。また梅雨にしては天気がよかったからか、あじさいの状態が全体的に悪かった。どちらというと仁王門付近にあるあじさいの方がきれいだった。
常連らしい方々の聞こえてくる会話によると、どうも今年は例年ほどの美しさではないようだった。
本土寺はJR北小金駅から1km強の場所にある。歩いても15分程度だろう。駐車場は臨時と思われる民間のものがいくつかあったが、自家用車は避けた方がよさそうだ。
開花情報は、本土寺のサイトには本土寺開花情報のページがあり2-4日の間隔で更新されているので、便利に使うことができる。
わたしは北小金駅から歩いて本土寺へ向かった。北小金駅北口から北へ道なりに進んでいくと松や杉の植えられた参道(この木々は徳川光圀公が寄進したとのこと)に入るので、そのまま進むと到着する。特に迷うことは無いだろう。
途中には、そば屋、うどん屋、懐石料理屋、などがある。また元祖くず餅船橋屋の季節店舗を見つけた。そば屋と船橋屋には帰りに寄った。
また参道には「赤門屋」「黒門屋」という漬物屋?お土産屋?があり、赤門屋には「とうふアイス」なるものが売っていたので、これも帰りに購入した。
さて、本土寺だ。ここは元々、源氏の名門平賀家の屋敷跡で、三聖人(日朗聖人・日像聖人・日輪聖人)の生まれた地だそうだ。
仁王様の立っている仁王門をくぐると本土寺の境内に入りお寺の紫陽花が出迎えてくれる。なかなかいい感じに咲いていて、これなら期待できそうだ。
少し先の受付で拝観料500円を払って奥へ進む。
受付すぐは開けていて、ジュースの自販機や長いすがある。この日は薄曇りではあったが時折日の差すような天気で暑く、長いすはちょっと休んでいる方々で埋まっていた。
アジサイの群落は、この広場から既に始まっていた。ただ日が照っていて暑かったために、アジサイは気持ち元気が無かったようで、花も葉の状態も悪く、残念だった。
受付右手にもあじさいが広がっている。境内は広いのでどう行けばいいのか迷うところだが、幸いにも順路が表示されている。それに従って本堂側から本堂側から進むことにした。なお、この順路通りに進むとこの受付右手側から出てくることになる。
広場を少し進んで左手石段の向こうに、五重塔が見える。このお寺を特徴付ける建物の1つだが、平成三年の建立と比較的新しいそうだ。
周りはアジサイが植えられていて、しばらくその姿を楽しんだ。
入り口正面をそのまま進んでいくと、木々の間にひっそりと建つ本堂前に出る。お参りをしてからしばらく本堂を眺めていたのだが、お参りの人が絶えることはなかった。
境内はかなり広い。わたしは初めて本土寺へ来たのでどう進めばいいのか分からなかったのだが、境内脇に「順路」と書いた立て札があったので、それに従って奥へと進むことにした。
新緑の木々の間を抜けていくと、武田家一族で徳川家康の側室であった秋山夫人のお墓がある。もうしばらく先へ進むとアジサイの咲く小径に出た。小径に出てすぐのところには青色の美しい、比較的大柄な花(額)のアジサイが咲いていた。
アジサイに囲まれた若干起伏のある小径を進んでいくと、急に前が開けた。花菖蒲園が眼下に広がっている。500坪と言うだけあってそれなりに広い。
ただ残念なことに、花菖蒲は明らかに時期遅れだった。それでもまだ美しい花々が十分に咲いていて、しばらく写真を撮りながら楽しむことができた。
奥に見える屋根付きの建物は長廊下で、本堂と像師堂という、本土寺の代表的なお堂を結んでいるらしい。
右手に宝蔵という特徴のある建物を見ながら先へ進むと、ひときわ大きなお堂がある。像師堂で、最初見たときにはこちらが本堂かと思ってしまったほどだ。ご本尊は日像菩薩ご入魂の「親子相想の日像様」とのことで、本土寺の説明によると、『法難の日々を案じられる八十余歳の母「妙朗尼」に、我が身に代わってご対面すべく自ら刻んで送られたお姿』らしい。
この像師堂の脇(像師堂を正面に見ると右手側)の道奥にお稲荷さんが見える。この道を進むと木々の中を歩くことができる。しばらく進むと左手に滝、右手に水蓮の池があり、蒸し暑い梅雨の晴れ間でも涼しく感じたのを覚えている。
この道を抜けるたところには、あたり一面にあじさいが植えられている。ここを進むと受付を入ったところの広場に出て、散策は終了となる。
受付を出ての帰り道。仁王門と受付の間にあるあじさいを見るのだが、やはりこっちの方が勢いよく咲いているように見えて、何となく釈然としない。
赤門屋でとうふアイスを買い、「草木庵」というおそば屋さんで手打ちそばをいただき、ついでに船橋屋の季節店舗でくず餅をいただいた。
ところで、わたしは今まで「くず餅」は葛でできていると思っていたのだがそうで無いものもあり、船橋屋のくず餅は小麦でできているそうだ。もちもちしていておいしいくず餅だった。船橋屋さんいわく、「本葛は実際のところお菓子になるほどには美味しくないもの」(参考ページ)だそうだ。
歩いてばかりで疲れていたこともあり、甘いお菓子は本当においしい。
ということで、ちょっと期待はずれのあじさい巡りだった。やはり冒頭にも書いたように、天気の影響が大きかったのだろう。また、美しく咲いているときに訪れたいものだ。
(EOS Kiss Digital + EF-S 17-55mm F2.8 IS USM, EF 35mm F2)
開花情報は、本土寺のサイトには本土寺開花情報のページがあり2-4日の間隔で更新されているので、便利に使うことができる。
わたしは北小金駅から歩いて本土寺へ向かった。北小金駅北口から北へ道なりに進んでいくと松や杉の植えられた参道(この木々は徳川光圀公が寄進したとのこと)に入るので、そのまま進むと到着する。特に迷うことは無いだろう。
途中には、そば屋、うどん屋、懐石料理屋、などがある。また元祖くず餅船橋屋の季節店舗を見つけた。そば屋と船橋屋には帰りに寄った。
また参道には「赤門屋」「黒門屋」という漬物屋?お土産屋?があり、赤門屋には「とうふアイス」なるものが売っていたので、これも帰りに購入した。
さて、本土寺だ。ここは元々、源氏の名門平賀家の屋敷跡で、三聖人(日朗聖人・日像聖人・日輪聖人)の生まれた地だそうだ。
仁王様の立っている仁王門をくぐると本土寺の境内に入りお寺の紫陽花が出迎えてくれる。なかなかいい感じに咲いていて、これなら期待できそうだ。
少し先の受付で拝観料500円を払って奥へ進む。
受付すぐは開けていて、ジュースの自販機や長いすがある。この日は薄曇りではあったが時折日の差すような天気で暑く、長いすはちょっと休んでいる方々で埋まっていた。
アジサイの群落は、この広場から既に始まっていた。ただ日が照っていて暑かったために、アジサイは気持ち元気が無かったようで、花も葉の状態も悪く、残念だった。
受付右手にもあじさいが広がっている。境内は広いのでどう行けばいいのか迷うところだが、幸いにも順路が表示されている。それに従って本堂側から本堂側から進むことにした。なお、この順路通りに進むとこの受付右手側から出てくることになる。
広場を少し進んで左手石段の向こうに、五重塔が見える。このお寺を特徴付ける建物の1つだが、平成三年の建立と比較的新しいそうだ。
周りはアジサイが植えられていて、しばらくその姿を楽しんだ。
入り口正面をそのまま進んでいくと、木々の間にひっそりと建つ本堂前に出る。お参りをしてからしばらく本堂を眺めていたのだが、お参りの人が絶えることはなかった。
境内はかなり広い。わたしは初めて本土寺へ来たのでどう進めばいいのか分からなかったのだが、境内脇に「順路」と書いた立て札があったので、それに従って奥へと進むことにした。
新緑の木々の間を抜けていくと、武田家一族で徳川家康の側室であった秋山夫人のお墓がある。もうしばらく先へ進むとアジサイの咲く小径に出た。小径に出てすぐのところには青色の美しい、比較的大柄な花(額)のアジサイが咲いていた。
アジサイに囲まれた若干起伏のある小径を進んでいくと、急に前が開けた。花菖蒲園が眼下に広がっている。500坪と言うだけあってそれなりに広い。
ただ残念なことに、花菖蒲は明らかに時期遅れだった。それでもまだ美しい花々が十分に咲いていて、しばらく写真を撮りながら楽しむことができた。
奥に見える屋根付きの建物は長廊下で、本堂と像師堂という、本土寺の代表的なお堂を結んでいるらしい。
右手に宝蔵という特徴のある建物を見ながら先へ進むと、ひときわ大きなお堂がある。像師堂で、最初見たときにはこちらが本堂かと思ってしまったほどだ。ご本尊は日像菩薩ご入魂の「親子相想の日像様」とのことで、本土寺の説明によると、『法難の日々を案じられる八十余歳の母「妙朗尼」に、我が身に代わってご対面すべく自ら刻んで送られたお姿』らしい。
この像師堂の脇(像師堂を正面に見ると右手側)の道奥にお稲荷さんが見える。この道を進むと木々の中を歩くことができる。しばらく進むと左手に滝、右手に水蓮の池があり、蒸し暑い梅雨の晴れ間でも涼しく感じたのを覚えている。
この道を抜けるたところには、あたり一面にあじさいが植えられている。ここを進むと受付を入ったところの広場に出て、散策は終了となる。
受付を出ての帰り道。仁王門と受付の間にあるあじさいを見るのだが、やはりこっちの方が勢いよく咲いているように見えて、何となく釈然としない。
赤門屋でとうふアイスを買い、「草木庵」というおそば屋さんで手打ちそばをいただき、ついでに船橋屋の季節店舗でくず餅をいただいた。
ところで、わたしは今まで「くず餅」は葛でできていると思っていたのだがそうで無いものもあり、船橋屋のくず餅は小麦でできているそうだ。もちもちしていておいしいくず餅だった。船橋屋さんいわく、「本葛は実際のところお菓子になるほどには美味しくないもの」(参考ページ)だそうだ。
歩いてばかりで疲れていたこともあり、甘いお菓子は本当においしい。
ということで、ちょっと期待はずれのあじさい巡りだった。やはり冒頭にも書いたように、天気の影響が大きかったのだろう。また、美しく咲いているときに訪れたいものだ。
(EOS Kiss Digital + EF-S 17-55mm F2.8 IS USM, EF 35mm F2)
Posted by hirakei at 10:47│Comments(0)
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