2004年07月29日
函館後編・函館の夜景とビアホール(7/3)
この日の日没は7時10分くらい。函館山ロープウェイを利用して登ったのは5時50分くらいである。早いように思えるかもしれないが、この日は土曜日の夜なので人が大勢やって来ることが予想される。わたしは早めに来て、西の日没も函館の街もよく見えるところで街並みを眺めていた。
が、後から写真屋がやってきて、そこは使う、と言う。仕方なしにその場所は明け渡し、別のところで日没を待った。
函館山から街並みを見ると、まるでミニチュアを見ているようでおもしろい。

(ミニチュアのような街並み・函館山からの夕陽・夜の八幡坂・旧北海道庁函館支庁庁舎・旧開拓使函館支庁書籍庫・旧函館区公会堂・函館ハリストス正教会・聖ヨハネ教会・カトリック元町教会・港沿いの夜景)
さて、日は沈み、徐々に暗くなってきた。暗くなるに従い、明かりが増えてくる。
そしてそれとともに、人も増えてきた。後ろを見ると人だかりができ、人垣の隙間を虎視眈々と狙っているようだ。
そうして時間は8時20分。ようやく、それなりの写真を撮ることができた。日没からおおよそ1時間くらい経つと、いい具合の夜景となるようだ。
このくらいの時間になると、帰る人が行列を作る。が、ゴンドラの定員は125名なため、かなりの人数が乗れる。わたしが利用したときには待つこと無しに乗ることができた。
この後の目的地は函館ビヤホールなのだが、あれだけ美しい夜景が見られるのは、建物のライトアップをしているからでもある。それを見ないのは惜しい、ということで、しばらく散策をしてみることした。
驚いたのは、修学旅行らしい女子中学生?がタクシーをチャーターして夜景のスポットを回っていることだった。確かにタクシーを使えば危険でもないし、それはそれでいいのかもしれない。
さて、ロープウェイを降りたわたしは、聖ヨハネ教会、ハリストス正教会、カトリック元町教会と見てまわり、次に八幡坂から函館港を見下ろし、旧函館区公会堂・旧北海道庁函館支庁庁舎・旧開拓使函館支庁書籍庫を眺めたあと、基坂を降りた。
函館ビヤホールへの途中、港沿いを歩いていると、ライトアップの光が海に揺れて美しい光景となっているのを見かけたので、シャッターを切った。
いよいよお待ちかね、函館ビヤホールだ。いろいろと名物があるらしいので、一度メニューをご覧いただきたい。
さすがにサッポロビールの直営店、とてもおいしいビールだった。赤レンガビール、開拓史ビール、クラシック、どれもがおいしい。が、おいしいのはビールだけではない。朝イカ刺身、ガーリックソーセージ、米ナスの焼き肉あんかけ、帆立と大根のサラダ、男爵いもの塩煮、このどれもが絶品だった。
これで1人3000円なのだから、そんなものだろう。非常に満足した、ビヤホールだった。
お店を出たのはもう22時を回っていた。わたしは市電の終電で函館駅へと戻った。
これで、今回の旅は全て終了だ。あとは23:48発の北斗星4号で上野駅へと戻るだけとなった。こんな時間から出発して起きると朝になりかつ上野に勝手に着くことが、北斗星4号の魅力だ。
(もっとも一泊して8時前に函館駅を出れば、同じような時間に東京に着くことはできるのだが)
いつもワクワクする寝台列車。しかし帰りは、旅の終わりの寂しさが募ることが多い。
しかし今回は違った。寂しさでは無く、満足感がわたしを満たしていた。
確かに、利尻島では雨に降られたし、礼文島では強風に遭い、サロベツ原野はただの草原だった。そして、旅行はこれで終わりだ。が、そんなものには負けない満足感・充実感が、わたしを満たしてくれていた。
行きは列車の長旅に疲れ、毎朝のように考えられないような早起きをし、フェリーの揺れに苦しみ、雨に降られ、風に煽られ、とにかく歩きまくり、海と空と草原の美しいコントラストを楽しみ、利尻富士の雄大な姿に出会い、とにかくおいしいウニやイカをいただき、函館の街並みを楽しみ、百万ドルの夜景と言われた函館の夜景を見ることができ、おいしいビアホールでの食事に満足し、そして最後に、寝台特急で疲れを癒しながら旅路を終える。
そんな、とにかくたくさんの旅先での経験が、わたしを満たしてくれているようだった。
旅先では、とにかくいろいろなことをしてみるのがいい。いいものも悪いものも、多くの体験をすればするほど、より多くの満足感を得られる。そんなことがよく分かった、今回の北海道旅行だった。
それにしても、やはり北海道はいいものだ。北海道は去年は2回、今年も北東北の旅で少し寄ったものも含めれば2回も来てしまった。が、飽きることはない。また近いうちに、寝台特急で北海道を訪れてみたいものだ。
参考リンク
・函館市
・函館国際観光コンベンション協会公式サイト
・函館タウンなび
参考にするならここか。他のページよりも充実している。
・あいの里から
函館の街について詳しく紹介されている。函館の坂が全て紹介されているのがすごい。
・函館山ロープウェイ
・函館ビヤホール
が、後から写真屋がやってきて、そこは使う、と言う。仕方なしにその場所は明け渡し、別のところで日没を待った。
函館山から街並みを見ると、まるでミニチュアを見ているようでおもしろい。

(ミニチュアのような街並み・函館山からの夕陽・夜の八幡坂・旧北海道庁函館支庁庁舎・旧開拓使函館支庁書籍庫・旧函館区公会堂・函館ハリストス正教会・聖ヨハネ教会・カトリック元町教会・港沿いの夜景)
さて、日は沈み、徐々に暗くなってきた。暗くなるに従い、明かりが増えてくる。
そしてそれとともに、人も増えてきた。後ろを見ると人だかりができ、人垣の隙間を虎視眈々と狙っているようだ。
そうして時間は8時20分。ようやく、それなりの写真を撮ることができた。日没からおおよそ1時間くらい経つと、いい具合の夜景となるようだ。
このくらいの時間になると、帰る人が行列を作る。が、ゴンドラの定員は125名なため、かなりの人数が乗れる。わたしが利用したときには待つこと無しに乗ることができた。
この後の目的地は函館ビヤホールなのだが、あれだけ美しい夜景が見られるのは、建物のライトアップをしているからでもある。それを見ないのは惜しい、ということで、しばらく散策をしてみることした。
驚いたのは、修学旅行らしい女子中学生?がタクシーをチャーターして夜景のスポットを回っていることだった。確かにタクシーを使えば危険でもないし、それはそれでいいのかもしれない。
さて、ロープウェイを降りたわたしは、聖ヨハネ教会、ハリストス正教会、カトリック元町教会と見てまわり、次に八幡坂から函館港を見下ろし、旧函館区公会堂・旧北海道庁函館支庁庁舎・旧開拓使函館支庁書籍庫を眺めたあと、基坂を降りた。
函館ビヤホールへの途中、港沿いを歩いていると、ライトアップの光が海に揺れて美しい光景となっているのを見かけたので、シャッターを切った。
いよいよお待ちかね、函館ビヤホールだ。いろいろと名物があるらしいので、一度メニューをご覧いただきたい。
さすがにサッポロビールの直営店、とてもおいしいビールだった。赤レンガビール、開拓史ビール、クラシック、どれもがおいしい。が、おいしいのはビールだけではない。朝イカ刺身、ガーリックソーセージ、米ナスの焼き肉あんかけ、帆立と大根のサラダ、男爵いもの塩煮、このどれもが絶品だった。
これで1人3000円なのだから、そんなものだろう。非常に満足した、ビヤホールだった。
お店を出たのはもう22時を回っていた。わたしは市電の終電で函館駅へと戻った。
これで、今回の旅は全て終了だ。あとは23:48発の北斗星4号で上野駅へと戻るだけとなった。こんな時間から出発して起きると朝になりかつ上野に勝手に着くことが、北斗星4号の魅力だ。
(もっとも一泊して8時前に函館駅を出れば、同じような時間に東京に着くことはできるのだが)
いつもワクワクする寝台列車。しかし帰りは、旅の終わりの寂しさが募ることが多い。
しかし今回は違った。寂しさでは無く、満足感がわたしを満たしていた。
確かに、利尻島では雨に降られたし、礼文島では強風に遭い、サロベツ原野はただの草原だった。そして、旅行はこれで終わりだ。が、そんなものには負けない満足感・充実感が、わたしを満たしてくれていた。
行きは列車の長旅に疲れ、毎朝のように考えられないような早起きをし、フェリーの揺れに苦しみ、雨に降られ、風に煽られ、とにかく歩きまくり、海と空と草原の美しいコントラストを楽しみ、利尻富士の雄大な姿に出会い、とにかくおいしいウニやイカをいただき、函館の街並みを楽しみ、百万ドルの夜景と言われた函館の夜景を見ることができ、おいしいビアホールでの食事に満足し、そして最後に、寝台特急で疲れを癒しながら旅路を終える。
そんな、とにかくたくさんの旅先での経験が、わたしを満たしてくれているようだった。
旅先では、とにかくいろいろなことをしてみるのがいい。いいものも悪いものも、多くの体験をすればするほど、より多くの満足感を得られる。そんなことがよく分かった、今回の北海道旅行だった。
それにしても、やはり北海道はいいものだ。北海道は去年は2回、今年も北東北の旅で少し寄ったものも含めれば2回も来てしまった。が、飽きることはない。また近いうちに、寝台特急で北海道を訪れてみたいものだ。
参考リンク
・函館市
・函館国際観光コンベンション協会公式サイト
・函館タウンなび
参考にするならここか。他のページよりも充実している。
・あいの里から
函館の街について詳しく紹介されている。函館の坂が全て紹介されているのがすごい。
・函館山ロープウェイ
・函館ビヤホール
Posted by hirakei at 08:27│Comments(1)
│旅行/北海道
この記事へのコメント
私が山から下りて散策始めたら,消えました(10時消灯!)なので,ここでライトアップされた建物たちが見れるのは嬉しいです。トラバさせてくださいね。
Posted by ベル♪ at 2004年08月19日 15:43
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