2004年07月10日
利尻島・ウニ編(6/30)
(利尻のウニ[バフンウニのウニ鮨])
今回は、利尻島のウニについて記載する。
利尻島と言えば、ウニである。以前函館を訪れたときのウニの味が忘れられず、はるばる利尻島までウニを求めにやってきた。
結論から言うと、利尻島のウニはさすがにうまかった。わざわざ海を渡って食べるだけの価値はある。
利尻島には、有名な沓形の大漁亭をはじめとして、おいしいウニを食べさせてくれるところが多い。
最初に、なぜ利尻島のウニがおいしいのか、それについて簡単に説明する。それは、新鮮さとウニの食べ物に尽きる。
・新鮮さ
ウニは島外に出荷する場合、ミョウバンにつけられる。稚内のスーパーで見かけた生ウニにも添加物としてミョウバンと書いてあったのだから、本州に持ち出すのであればなおさらだ。これは、ウニは時間が経過すると溶けてしまうかららしい。実際に溶かしてみたことがないので分からないが、口に含むととろけてしまうウニなのだからそれと同様、放っておいても溶けてしまうのだろう。それを防ぐのがミョウバンなのだが、これにより味が変わってしまうらしい。なので、利尻島のウニは、無添加でも形の崩れない新鮮な内に食べられる、利尻島で食べるのがいいとのことだ。
・食べ物
利尻島と言えば、利尻昆布で有名である。利尻島のウニは、そんな利尻昆布を食べて育つ。おいしい昆布を食べて育つのだからおいしいウニになるのは当然だ。
次に、ウニの種類についてだ。利尻島のウニには、ムラサキウニ(通称ノナ)とエゾバフンウニ(通称ガンゼ)の2種類がいる。ムラサキウニは丸くて長い棘の出ている、ウニと言われてわたしたちが想像するようなものだ。エゾバフンウニはぼてっとしていて棘の短いウニである。味はエゾバフンウニの方が濃厚で、値段も高い。色も両者で異なる。というのがよく見る説明である。実際のところはどうだったのか、というのを追って記載する。
さて、わたしは朝ご飯も食べずに空きっ腹を抱えて、定期観光バスに乗り込んだ。空腹に耐えながら雨の中を見て回っていたのだが、オタトマリ沼で「ウニ」の文字を発見! わたしは観光もそこそこに、食事処へと飛び込んだ。
ウニ丼、ハーフウニ丼の文字が踊る中、わたしの目にとまったのは「ウニ鮨」だった。何と、3カンしか入っていなくて1000円だという。t高いなぁ、そう思いながらも、他のウニ丼も高いし昼ご飯はそもそもウニ丼と決めていたので、ここはウニ鮨と前回のエントリーで書いたホタテのバター焼きをいただいた。
感想だが、、、食べて幸せを感じた(^^; これぞウニである。函館もそうだったが、やはり、港で食べるウニはうまい。噂にたがわず、とてもうまいものだった。
何がうまいのかと言うと、口の中で溶けるのだ。安いウニだとこうはいかない。口に含むと溶けるウニというのが、港町ならではに違いない。世の中にウニが嫌いと言う人がいるが、そんな人はこのようなウニを食べたことがないのだろう。
(とか言いつつ、前述の観光バスのガイドさんは、利尻島に住んでいながらウニが嫌いらしい。利尻に住んでいるとウニをよく見かけるので、それほどありがたく見えないそうだ)
ウニとホタテを食べての至福の時間が過ぎ、満足したわたしはまた観光バスでの旅を続けた。

そしてお待ちかねの、お昼だ。なにせ天気が悪いだけに、もはや楽しみはウニしかない。
利尻島では沓形の大漁亭というお店が一番うまいウニを出してくれるというので有名で原付バイクを借りて行くはずだったのだが雨で断念し、鴛泊の食堂を利用することにした。しかしがっかりすることはない。ウニの仕入先は同じ海なのだから、そんな味が変わることもないだろう。そう思ったわたしは、フェリーターミナルを抜けたところにある「さとう」という食堂を利用することにした。
メニューを見ると、ムラサキウニとバフンウニの両方の丼がある。ムラサキウニは2500円、バフンウニは3000円だ。
高い。が、そこは先ほどのオタトマリ沼で経験済である。わたしは迷うことなく、両方を注文して食べ比べることにした。
(ちなみに、一人で両方食べる訳ではなく、連れがいるのだ)
待つことしばし。わたしの目の前に、利尻のウニ丼2種が姿を現した。ウニが輝いている。見てからにうまそうだ。そして、噂どおり明らかに色が違う。これを見て、先ほどのウニ鮨がバフンウニだったということがようやく分かった。なるほど、それならうまかったはずだ。
そしていよいよ、ウニを口に含む・・・ 溶ける! これだ。ウニが溶け、そして口に広がる濃厚な味。これが、先ほどのウニ鮨でも感じた、利尻のウニの旨さだ。これを食べてしまうと、いつぞや近くで食べてウニなぞ、もう食べることはできない。
次に、ムラサキウニも食べてみた。500 円の差はいかに・・・ って、うまいぞこっちも。利尻でウニを食べるならバフンウニ、という話をよく見かけたが、ムラサキウニもうまい。確かにバフンウニよりはさっぱり目にも思えるが、それはそれでまたうまい。こっちも食べてみてよかったと、心から思わせるようなウニだった。
ちなみに利尻のウニだが、All About Japanのページに、「鴛泊漁業組合の直営店が安くてよい」と紹介があったのをあとで見かけた。7-8月のみの営業らしいが、行ってみるのもいいと思う。
最後に結論だが、是非とも利尻でウニを味わっていただきたい。ウニ好きな人ならば満足間違いなし、そしてウニはちょっと、と言う人でも、その認識が大きく変わるのではないだろうか。そしてウニは、ムラサキウニもバフンウニも両方とも味わっていただきたい。決してバフンウニの方が勝っているということはなく、それぞれにそれぞれの良さがある。せっかく利尻島まで行ったのだから、両方とも味わっていただきたいと思う。
最初に、なぜ利尻島のウニがおいしいのか、それについて簡単に説明する。それは、新鮮さとウニの食べ物に尽きる。
・新鮮さ
ウニは島外に出荷する場合、ミョウバンにつけられる。稚内のスーパーで見かけた生ウニにも添加物としてミョウバンと書いてあったのだから、本州に持ち出すのであればなおさらだ。これは、ウニは時間が経過すると溶けてしまうかららしい。実際に溶かしてみたことがないので分からないが、口に含むととろけてしまうウニなのだからそれと同様、放っておいても溶けてしまうのだろう。それを防ぐのがミョウバンなのだが、これにより味が変わってしまうらしい。なので、利尻島のウニは、無添加でも形の崩れない新鮮な内に食べられる、利尻島で食べるのがいいとのことだ。
・食べ物
利尻島と言えば、利尻昆布で有名である。利尻島のウニは、そんな利尻昆布を食べて育つ。おいしい昆布を食べて育つのだからおいしいウニになるのは当然だ。
次に、ウニの種類についてだ。利尻島のウニには、ムラサキウニ(通称ノナ)とエゾバフンウニ(通称ガンゼ)の2種類がいる。ムラサキウニは丸くて長い棘の出ている、ウニと言われてわたしたちが想像するようなものだ。エゾバフンウニはぼてっとしていて棘の短いウニである。味はエゾバフンウニの方が濃厚で、値段も高い。色も両者で異なる。というのがよく見る説明である。実際のところはどうだったのか、というのを追って記載する。
さて、わたしは朝ご飯も食べずに空きっ腹を抱えて、定期観光バスに乗り込んだ。空腹に耐えながら雨の中を見て回っていたのだが、オタトマリ沼で「ウニ」の文字を発見! わたしは観光もそこそこに、食事処へと飛び込んだ。
ウニ丼、ハーフウニ丼の文字が踊る中、わたしの目にとまったのは「ウニ鮨」だった。何と、3カンしか入っていなくて1000円だという。t高いなぁ、そう思いながらも、他のウニ丼も高いし昼ご飯はそもそもウニ丼と決めていたので、ここはウニ鮨と前回のエントリーで書いたホタテのバター焼きをいただいた。
感想だが、、、食べて幸せを感じた(^^; これぞウニである。函館もそうだったが、やはり、港で食べるウニはうまい。噂にたがわず、とてもうまいものだった。
何がうまいのかと言うと、口の中で溶けるのだ。安いウニだとこうはいかない。口に含むと溶けるウニというのが、港町ならではに違いない。世の中にウニが嫌いと言う人がいるが、そんな人はこのようなウニを食べたことがないのだろう。
(とか言いつつ、前述の観光バスのガイドさんは、利尻島に住んでいながらウニが嫌いらしい。利尻に住んでいるとウニをよく見かけるので、それほどありがたく見えないそうだ)
ウニとホタテを食べての至福の時間が過ぎ、満足したわたしはまた観光バスでの旅を続けた。

そしてお待ちかねの、お昼だ。なにせ天気が悪いだけに、もはや楽しみはウニしかない。
利尻島では沓形の大漁亭というお店が一番うまいウニを出してくれるというので有名で原付バイクを借りて行くはずだったのだが雨で断念し、鴛泊の食堂を利用することにした。しかしがっかりすることはない。ウニの仕入先は同じ海なのだから、そんな味が変わることもないだろう。そう思ったわたしは、フェリーターミナルを抜けたところにある「さとう」という食堂を利用することにした。
メニューを見ると、ムラサキウニとバフンウニの両方の丼がある。ムラサキウニは2500円、バフンウニは3000円だ。
高い。が、そこは先ほどのオタトマリ沼で経験済である。わたしは迷うことなく、両方を注文して食べ比べることにした。
(ちなみに、一人で両方食べる訳ではなく、連れがいるのだ)
待つことしばし。わたしの目の前に、利尻のウニ丼2種が姿を現した。ウニが輝いている。見てからにうまそうだ。そして、噂どおり明らかに色が違う。これを見て、先ほどのウニ鮨がバフンウニだったということがようやく分かった。なるほど、それならうまかったはずだ。
そしていよいよ、ウニを口に含む・・・ 溶ける! これだ。ウニが溶け、そして口に広がる濃厚な味。これが、先ほどのウニ鮨でも感じた、利尻のウニの旨さだ。これを食べてしまうと、いつぞや近くで食べてウニなぞ、もう食べることはできない。
次に、ムラサキウニも食べてみた。500 円の差はいかに・・・ って、うまいぞこっちも。利尻でウニを食べるならバフンウニ、という話をよく見かけたが、ムラサキウニもうまい。確かにバフンウニよりはさっぱり目にも思えるが、それはそれでまたうまい。こっちも食べてみてよかったと、心から思わせるようなウニだった。
ちなみに利尻のウニだが、All About Japanのページに、「鴛泊漁業組合の直営店が安くてよい」と紹介があったのをあとで見かけた。7-8月のみの営業らしいが、行ってみるのもいいと思う。
最後に結論だが、是非とも利尻でウニを味わっていただきたい。ウニ好きな人ならば満足間違いなし、そしてウニはちょっと、と言う人でも、その認識が大きく変わるのではないだろうか。そしてウニは、ムラサキウニもバフンウニも両方とも味わっていただきたい。決してバフンウニの方が勝っているということはなく、それぞれにそれぞれの良さがある。せっかく利尻島まで行ったのだから、両方とも味わっていただきたいと思う。
Posted by hirakei at 19:09│Comments(0)
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