まずはいつものように情報収集だ。今回の目的は桜で、とにかくそのタイミングは難しい。
昨年は行き当たりばったりで北上の桜は時季外れで、代わりに急遽角館へ来たが
枝垂桜は葉桜、
桧木内川堤は散り始めていた。そこで今回は候補をいくつか選び、その中でもっとも満開に近そうな場所を訪れることにした。
タイミングを測るためには、現在の状態が分かり、かつ開花予想が出ていることが望ましい。
今回情報収集に用いたサイトは、
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角館近辺のナビゲーター内
平成18年の桜情報
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角館観光協会の Blog、角館紀行
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Woman excite ガルボのお花見2006。
だ。角館近辺のナビゲーター側では1日ほぼ1回開花情報を伝えてくれる。主には文章で、関連する写真がおおよそ載っている。
角館紀行では Blog を用いて角館桜の最新情報を発信している。掲載されている写真もきれいで、雰囲気がよく伝わってくる。
Woman excite ガルボのお花見2006。のページは全国の桜の開花情報を1日2回更新するもので、こちらも情報が速く便利に使える。
あとは関連情報(観光MAPや車であれば駐車場・交通規制)も得るのがよいのだが、角館は昨年訪れていて大体分かるので、そちらの情報は集めなかった。
角館町観光協会のページも参考になると思う。
角館駅を降り、まずはすぐには使わない荷物を預ける。ただコインロッカーはあるが数が少ない。駅を出て左手・桜風亭で手荷物預かりをしているので、そちらも利用したい。
また、駅を出て右手側には長テーブルが出ていて、観光案内をしている。そこで観光地図を配っているので、こちらは手に入れておきたい。
駅から歩いて15分程度で桧木内川堤や武家屋敷に到着する。武家屋敷の通りはこの時期は10時〜16時までが車両通行止めになる。わたしは9時前に角館駅に到着したので、最初は人と車が行き交う中、しだれ桜を眺めることになった。
さて、この日は武家屋敷しだれ桜も桧木内川堤のソメイヨシノも見頃だという。そこで、どう回るかにちょっと悩む。もちろん両方とも見て回りたいのだが、それほど時間もなく、また桧木内川堤は昨年散り始めとはいえそれなりの時期に見ることができていたので、今年はしだれ桜に絞ることにした。桧木内川堤も見頃で後ろ髪を引かれる思いだが、あれもこれもはさすがに無理だ。
ということで寄り道をせずに武家屋敷へと向かった。先ほども書いたようにこの時間はまだ車両通行止めになっていないため、行き交う車を気にしながら鑑賞することになった。
残念なのは、天気が曇りがちであったことだ。とはいうものの時には日が差し込み、しだれ桜が太陽に輝いて、わたしの目を楽しませてくれた。次の写真はそんな瞬間に撮ったものだ。
(武家屋敷のしだれ桜)
やはり角館のしだれ桜は「みちのく三大桜」の1つだけあって見事だ。観光協会のBlog、
角館紀行に「
ピンクのカーテン」とあったがまさにその通りで、道の両側から桜がしだれ、そして道の奥に目を転じると桜で埋まっている。
去年は一面の葉桜だったが、その雪辱を晴らした気分だ。
しだれ桜の並木はそれほど見かけないため、それだけでも圧巻だ。まずは武家屋敷通りを一通り歩いてみることをおすすめしたい。それと「樺細工伝承館」に面する東西の通り(桧木内川堤と武家屋敷をつなぐ通り)は見ておきたい。こちらも見事なしだれ桜が連なっている。
この樺細工伝承館近辺のしだれ桜だが、まずは道路を挟んだ向かいにある広場(通常は武家屋敷駐車場)から眺めるのがよさそうだ。わたしが行ったときには団体旅行の記念撮影場所になっていて、その横から撮影したり眺めたりしていた。
(伝承館向かいの広場から)
日の光がそれほど差さず寒くなったので、ここで「稲庭うどん」を食べて体を温めることにした。たまたま目に入った「
古泉洞」(じゃらん)というお店を利用し、「稲庭うどん」と「武家そば」をいただいた。稲庭うどんはつるつるとした食感がおいしいうどんだ。武家そばは大葉の天ぷらが乗っていて、こちらもおいしかった。なんでも建物は昔寺子屋だったらしい。
(武家そばと稲庭うどん)
昼ご飯ののち、再度樺細工伝承館近辺のしだれ桜を楽しみ、そして武家屋敷を先へ進むことにした。途中右手には「
青柳家」や「石黒家」といった武家屋敷が並んでいる。
このあたりでまた日が差し込んできた。絶好のチャンスとばかりに走り回って、武家屋敷のしだれ桜や、樺細工伝承館前のしだれ桜を楽しんだ。
(こちらも伝承館付近)
ところがそうこうしている内に、どんどん帰りの新幹線の時刻が迫ってくる。
せっかくなので桧木内川堤に上がってソメイヨシノの桜のトンネルを少し眺めてみた。昨年も見事だったが、今年は時期がよくさらに見事だった。かなり心惹かれるものがあったが、新幹線に乗り遅れる訳には行かないので後ろを振り返りつつも駅へと戻った。
(桧木内川堤付近)
途中のお土産を購入した。
唐土庵の生もろこし・もろこしあんなどと、
佐藤養助の稲庭干温飩だ。
角館の地図 (クリックするとスクロール地図が表示されます)
(角館を歩いた経路)