最寄りは中央道の伊北インターで、ここから車で10分。もしくはJR飯田線松島駅からタクシーで10分とのことだ。わたしは伊北インターから向かった。
まず向かったのは留美庵だ(インターから留美庵を目印に走ったため)。周りには見事な赤そば畑が広がっている(ただし、これは目指す赤そばの里では無い)。到着したのは10:30ほどで、既に駐車場には何台もの車が止まっていたのだが、肝心の留美庵の開店は11時からだった。
そこで、「赤そばの里」に向かうことにした。いくつか案内看板が立っているので、気をつけて行けば何とか迷わずに行けるだろう。車2台がようやくすれ違えるくらいの細い道を通っていくと途中に若干広い場所があり、そこが駐車場として使われている。
ただし駐車スペースは狭く、車によっては係員さんの案内で道ばたに止めたりしていた。駐車は(このときは)無料。到着したときには2台程度の待ちだったが、帰り見たときには待ち台数が増えていた。
わたしは何とか駐車場から赤そばの里の途中の道ばたに止めることができたので、そこから徒歩で向かった。おおよそ400mくらいだろうか。
途中で十字路があり右に折れるのだが、ここには地元の方が物産を販売するテントが設置されていた。茹でトウモロコシや蕎麦饅頭を売っている。わたしは帰りにお饅頭を購入した。
また、募金箱が設置されている。あれだけ見事な赤そばを育てるには手間もかかるだろう。満足したら、駐車料と入場料代わりに入れておきたい。
林の中の小径(と言っても車が通れるくらいには舗装してある)を十字路から300mくらい進んでいくと、急に目の前が開け、赤い絨毯が目に飛び込んでくる。これが、赤そばの里だ。
山の中に開いた赤そば畑。天気がよければ、青い空、緑の木々、そして赤いそば畑と、素晴らしい景色に目を奪われることは間違いないだろう。この光景をしばらく見ていても、飽きることはなかった。
この赤そば畑は一周することができる。若干坂道となっている中央の道を進んでいくと、赤そば畑を上から見下ろすことができる。ただ、下から見上げた方が見事かもしれない。
しばらくこの景色を満喫し、次いで「
そば処留美庵」へと向かった。駐車時では係員の方の指示に従って止める。
十割赤そばなんて食べられる機会は他に無いので、それだけでも価値がある。しかし問題は、とにかく時間がかかることだ。
留美庵のブログによると3時間は並ぶ方もいたらしい。さらに座ってからも食べ終わるまで1時間はかかる(注文してから出てくるまでに時間がかかる)。つまりは4時間は覚悟した方がよい、ということだ(わたしがいただいたときには3時間はかかったように思う)。
せっかく大行列に並んでも途中でやむを得ずに帰ってしまう方を何人か見かけた。お客さんにとっても、留美庵にとっても、残念なことだ。
帰りも列は短くなってはいたものの並んでいて、閉店時間よりも早くに入店は締め切られていた。
スムーズに見て食べて回るためには、早朝に赤そばの里を見て、11時の開店前に留美庵に並ぶくらいがいいのかもしれない。
(EOS Kiss Digital X + EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM, TAMRON 28-75mm F2.8 (A09))
(赤そばの里)
(留美庵:左下)