2015年05月27日
ニッカウヰスキー・余市蒸溜所(15/05/02)
(ニッカウヰスキー・ウイスキー博物館)
小樽を出発し、余市へとやってきた。
2014年の余市に引き続き、今回もニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所を訪れた。目的は今年も、蒸溜所限定ウィスキーの購入と有料試飲だ。昨年、シングルモルト余市12年のピーティー&ソルティーを購入したのだが、あのピーティーさをもう一度味わいたくなってしまった。
どうも去年余市を訪れてからウィスキーづいてしまい、アイラモルトだけでも、ラフロイグ10年、ラフロイグクオーターカスク、ボウモア12年、アードベック10年、ラガヴーリン16年とこの1年で飲んでしまうことになったのだが、これも去年飲んだピーティー&ソルティーから始まったのだと思う。
2014年訪問時は原酒の「シングルカスク」が売っていてこれを目的としていたのだが、原酒不足らしく、昨年販売を終了してしまっている。とても残念ではあるが、それでも後述する別の限定ウィスキーがあるので、購入することにしている。
余市の蒸溜所は、見学が可能だ。これには「ガイド付き蒸溜所見学」と「フリーの蒸溜所見学」がある。「ガイド付き蒸溜所見学」は今は事前予約が必要だ。昨年はフリーで見学していたので今年はガイド付き見学の予約をしていたのだが、旅程が変わり予約していた時間に間に合わなくなってしまったので、残念ながらキャンセルした。
蒸溜所の到着は15:30くらい。17時までなので、時間が無い。まずは有料試飲だ。目的は、高くて買えない余市20年の試飲と、蒸溜所限定ウィスキーの試飲だ。1ショット15cc。
しかし実際に行ってみると、余市の12年、15年、20年は試飲も売り切れ。売店には無いだろうとは思っていたが、まさか試飲もできないとは思わなかった。そこで、余市1980'S、1990'S、シングルカフェグレーン12年、竹鶴12年、そしてもう一度余市1980'Sをいただいた。この中で竹鶴12年は蒸溜所限定ではないが生産を終了しているもので、もう飲む機会はなさそうということでいただいた。他は蒸溜所限定だ。特に1980'Sはボトルに手が届くような価格ではないので、試飲でいただいた。ちなみに15ccで1500円だ。
ただ、前回の余市から1年は経過していて、冒頭のアイラモルトやニッカのウイスキーをはじめ、いくつかの銘柄は飲んでいるのだが、どうもウィスキーに対する感覚は鈍いままのようだ。せっかくの余市1980'Sを1990'Sと味わい分けられたのかはとても疑問で、次回までにはもっとウィスキーを味わえるようになりたいものだ。
なおこの有料試飲では、他にも限定の余市12年ピーティー&ソルティー、シェリー&スイート、ウッディ&バニリックや、余市2000'Sもいただくことができる。今回は、これらは購入するつもりだったので有料試飲は見送った。値段は、1990'S 700円、2000'S 400円、ピーティー&ソルティー等余市12年の限定もの 350円、カフェグレーン12年 300円、余市ノンエイジング 200円、12年 400円、15年 500円、20年 700円、竹鶴12年 200円、17年 300円、21年 400円、25年 1600円、ピュアモルト 200円、フロム・ザ・バレル 200円、あたりだ。竹鶴の試飲は25年のみ売り切れだった。
有料試飲のあとは、余市蒸溜所の見学だ。一度余市蒸溜所正門に戻り、乾燥棟、蒸溜棟、発酵棟、一号貯蔵庫、ウイスキー博物館を見て回った。工場は雰囲気がよく、見ていると心地よくなってくる。
(ポットスチル。蒸気を噴き出しながら稼働中)
(石炭投入中)
(ピート)
(1号貯蔵庫)
続いて、無料試飲へ。ここでは余市10年、鶴17年、アップルワインを1杯ずついただくことができるが、この日はアップルワインが品切れとなっていた。なおここで使われているグラスは「香り愉しむグラス」といい、売店で購入できる。
最後は、ディスティラリーショップノースランドだ。ここでは蒸留所限定ウィスキーなどを購入できる。今回は、余市12年ピーティー&ソルティー、シェリー&スイート、ウッディ&バニラ(バニリック)、余市1990'S、余市2000'S、余市蒸留所工場オリジナルウイスキー、それと去年来たときには売っていることを知らなかった「香り愉しむグラス」を購入した。ピーティー&ソルティーは昨年に引き続きで、あのピーティーさをもう一度味わいたいための購入で、今年は500mlとした。これだけの瓶を持って歩くのはつらいので、お土産で購入した分は宅急便で発送した。
なお、余市と竹鶴のノンエイジ以外、G&G、鶴17年、フロムザバレル、は売り切れ。それでも限定ウィスキーがちゃんと売られていて助かった。これ以外はブラックニッカ、スーパーニッカ、ザ・ニッカ12年に在庫があったくらいだと思う。
(クリックすると大きくなります)
(余市蒸留所工場オリジナルウイスキー)
(余市2000'Sと余市1990'S)
(余市12年シェリー&スイート、ピーティー&ソルティー、ウッディ&バニラ(バニリック))
今回購入した中で、既に開栓しているものは、ピーティー&ソルティーのみ。このピーティー&ソルティー、やりすぎではないか、というほどの煙たさだ。飲んでしばらくは、口の中に煙さが残ることもある。一般的に販売されるものではなく、シェリー&スイート、ウッディ&バニラ(バニリック)、とのセットで、蒸留所限定だからこそできるのだろう。そういう意味では、とても蒸留所限定らしいウィスキーだと思う。
なお、アサヒビール株式会社から、ニッカの国産ウィスキー価格の2015年9月1日からの値上げが発表されている。それ以降は余市蒸留所での販売価格も上がると思われる。
(EOS 60D + EF-S 24mm F2.8 STM, EF 40mm F2.8 STM)
Posted by hirakei at 06:07│Comments(0)
│旅行/北海道
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。