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2006年11月20日

昇仙峡の秋にはもう少し(2006.11.5)

昇仙峡の秋にはもう少し(2006.11.5)

 ウーマンエキサイトの紅葉情報によると、山梨県・昇仙峡の紅葉が見ごろだという。
 ということで11月5日に行ったのだが、紅葉には残念ながらまた早かった。

 最近はどうだろうか。その他サイトの紅葉情報も参考にされるのがよいと思う。例えば Biglobe シーズンでは、現在見頃と表示されていた。
 2006年11月5日、山梨県・昇仙峡を訪れた。このサイトには観光地図があり、参考になる。しかしながらこの PDF でも鮮明では無いのが残念だ。観光地図としては甲府市観光協会の地図の方が分かりやすいかもしれない。

 さて、今回の交通手段は車だ。中央自動車道甲府昭和ICを降り、県道7号(アルプス通り)から同じく7号(昇仙峡ライン)を通って昇仙峡へと向かった。案内板が出ているので迷わずに行けるはずだ。まずは長潭橋過ぎのこの辺りまで進む。観光地図にある駐車場を利用するためだ。
 この昇仙峡、広い(長い)上に高低差がある。長潭橋から見所の1つである仙娥滝までは4km以上はあるのだ。ということで、どうやってこの4kmを移動するか、という話になる。

 そこは観光地だけあってうまくできていて、
・観光タクシー(2500円)で仙娥滝の上(影絵美術館あたりまで)
・バスで同じく影絵美術館あたりまで
・トテ馬車(1000円:子ども500円)で渓谷沿いの昇仙峡ラインを昇仙峡渓谷ホテルのあたりまで
という交通手段が用意されている。

 タクシーが2500円もするのは、貸し切りの観光タクシーの扱いにしているからのようだ。タクシーを利用する時間は極めて短いが、そこそこ観光案内はしてくれる。ただし馬車とは異なり渓谷沿いの道は走れないので、渓谷美を楽しむには帰りは歩いて戻ってくる必要がある。
 なおこのタクシー、わたしが利用した長潭橋近くの駐車場でお客を待っていて、言葉巧みにタクシーを利用するよう誘導してくる。まぁ頼めばすぐに走ってくれるし、その誘いに乗ってみるのもいい。
 バスは、このバスを利用することになるのだと思う。時間が合えばタクシーよりも安いし良いのではないだろうか。走る道はタクシーと同様なので、渓谷美を楽しむにはやはり帰りは歩いて戻ってくる必要がある。
 馬車だけは例外で、この期間は車両通行止めになっている渓谷沿いの道を進んでいく。手軽に渓谷美を楽しむことができてよいのだが、馬車は仙娥滝の下、昇仙峡渓谷ホテルの辺りまでしか行かない。この先は遊歩道になっていて歩いてゆくと仙娥滝の脇を上って影絵美術館のあたりに出ることになる。そんなに厳しい坂道では無い(ただし仙娥滝の脇は上り階段)が、上り坂だ。

 ということで、お手軽に楽しむのであれば上りはタクシー(もしくは、あればバス)、下りは歩く、というのがよさそうだ。遊歩道・階段を上り下りする元気があるのなら、上りは馬車を利用するのがいいだろう。

 なお、無料駐車場は、わたしが利用した長潭橋近くの市営駐車場、上側の馬車発着所の近くの県営駐車場、影絵美術館の先の市営駐車場、にそれぞれある。どこに停めるにしろ、交通手段をうまく利用したい。
 タクシーの運転手によるとこの3連休は例年極めて混雑するらしいが、今年は交通整理がスムーズに行ってそれほどでは無かったようだ。ただ、上側の駐車場に停めるとすると、そのようなリスクもあるかもしれない。


 さて、わたしは長潭橋近くに車を停め、影絵美術館近くまで観光タクシーを利用して上り、ここからまずは仙娥滝へと向かった。この辺りには食事処がいくつかあり、進むとお土産物屋が連なっている。昔からの観光地と言った趣だ。山梨は水晶その他宝石で有名らしいのだが、その始まりはこの昇仙峡で採れた水晶とのことだ。ということからか昇仙峡の土産物屋には宝石が多く、また水晶の石が置いてあったりと、あちらこちらがキラキラとしていた。
 この土産物街が終わると下りの階段となり、滝の音を聞きながら降りていくと仙娥滝が正面に見える。何でも日本の滝百選の1つで、落差は30mほどとのことだ。見事な滝で、時間は9時頃とそこそこ早かったにも関わらず、人が群がっていた。

昇仙峡の秋にはもう少し(2006.11.5)
(仙娥滝)

 仙娥滝を過ぎると緩やかな下り坂で、荒川(埼玉・東京を流れる荒川とは異なる)沿いの渓谷を歩いていく。あるときは川の間近から、あるときは遠くから、この渓谷や木々を眺めながら先を進んでいく。巨岩・奇岩の転がる渓谷はとても美しかったのだが、紅葉には早かったことが残念だった。
 途中で昇仙峡の主峰「覚円峰」を下から眺めることができる。この上でお坊さんが修行をしたと言い伝えられているそうだ。高さは180m。白い岩肌が露出した見事な巨峰だ。渓谷を挟んで反対側には天狗岩が見える。こちらも見事な巨岩だ。

昇仙峡の秋にはもう少し(2006.11.5)
(覚円峰)

 しばらく歩くと「石門」と呼ばれる文字通り門のように組まれた石の下をくぐる。ここを過ぎる川からは少し高いところを歩いていく。時期がよければ、紅葉が美しいところになりそうだ。

昇仙峡の秋にはもう少し(2006.11.5)
(紅葉)

 この先に、食事処や土産物屋が現れる。ここの「金渓館」でお蕎麦とほうとうをいただいた。お腹が空いていたからかもしれないが、とてもおいしいほうとうだった。またこの食事処からは、覚円峰がなかなかに美しい姿を見せてくれる。
 またしばらく、川から少し高いところを歩く。時たま川まで降りられるところもあるので、降りてみるといい景色が楽しめる。

昇仙峡の秋にはもう少し(2006.11.5)

 このまま歩みを進めると、また土産物屋街に出る。馬車の発着場はここにある。
 ここから先は、渓谷沿いの昇仙峡ラインを歩くことになる。この道路は交通規制が行われていて、この時期は9-17時土日祭日歩行者とトテ馬車の専用道路だ。車の通れる舗装された道なので歩きやすく、また車が通らないので馬車に気を付けさえすれば安全に歩くことができる。
 渓谷沿いの道路であり渓谷美を楽しみながら歩くことができる。また時たま吊り橋があり、渡ってみるのもおもしろいだろう。なおこの吊り橋、橋によっては「危険 渓谷内の架橋は一人づつ静かに渡ってください」との注意書きが立ててある。ただこういうつり橋は子どもにとっては面白いもので、渡っているときに子どもが歩いてきて揺らす揺らす。正直ひやひやした。
 さて、渓谷沿いの道を歩いていると、所々に案内矢印が立っているのを見かけた。渓谷に転がっている奇岩についた名前を案内しているのだ。例えば富士岩やトーフ岩などがある(たまに首をかしげるような命名もあったが・・・)。これらを見つけながら歩くのもおもしろい。

 こうして歩いている内に、長潭橋の近くへと出てきた。美しい渓谷美で、多くの観光客が訪れることもよく分かる。ただ、紅葉にはちょっと早かったことが返す返すも残念だった。紅葉情報は複数のサイトで確認しておくのがよさそうだ。

(Kiss Digital X + EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM, EF-S 17-55mm F2.8 IS USM, EF 70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM)

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Posted by hirakei at 00:34│Comments(0)
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