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2004年11月12日

袋田の滝紅葉紀行(11/6)



 2004年11月6日、快速レトロ奥久慈号を利用して、紅葉を見に奥久慈・袋田の滝へと行ってきた。残念ながら紅葉には若干早かったが、美しい景色を楽しむことができた。
 快速レトロ奥久慈号とは、水郡線全線開通70周年記念行事で走るイベント列車だ。水戸駅から常陸大子駅まで走る。ディーゼル機関車に引かれる客車は旧型客車5両。全席指定席だ。当日の朝指定席を取ったのだがそのときは残り4席で、盛況だったようだ。

 切符は、「ホリデーパス」と「ときわ路パス」を併用した。ときわ路パスは限られた駅(取手駅〜相馬駅・水戸線・水郡線の駅)でないと買えないので、注意したい。
 普通列車で十分行ける距離なのだが、上記の理由で途中で下車する必要がある。わたしは切符を買う時間が取れそうにないので、やむを得ず土浦まで特急を使って時間を稼いだ。

 水戸駅出発に際してはイベント列車らしく、何かしらの式典が行われていた。鉄道写真を趣味にしている人々の姿も多く見られる。
 さて式典も終わり、出発だ。

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(奧久慈レトロ号と式典)

 レトロ客車はこれで3度目だが、なかなかに趣がある車両だ。昔はこんな車両での汽車旅だったのだなぁ、と思いを馳せてしまう。まぁSLもそうだが、たまにしか乗らないからそんなことも言えるのだろうが。

 おもしろかったのは、真ん中の車両が荷物車併設の客車だったことだ。この車両は今回初めて見た。
 ここで車内販売をやっていたのだが、いただけないのは、荷物車である空間を利用して鉄道グッズ(駅の看板など)も販売していたことだ。
 これは他のイベント列車で行われているような記念オレンジカードやキーホルダーの販売とは異なり、明らかに鉄道ファン、それも一部のグッズ収集者に対してのみの販売だ。このような一般観光客も対象にしたイベント列車で、一般客を無視したグッズの販売は逆効果ではないだろうか。JRには再考して欲しいものだ。
 それとも、こんなイベント列車は鉄道ファンしか利用しないのだろうか?


 さて、水郡線はなかなかに沿線が美しい。特に山方宿駅から常陸大子駅は久慈川と併走し、鉄橋を渡るときは川が目の前に広がる。この付近は紅葉の名所らしく、紅葉を紹介したサイトにも載っている

 常陸大子駅を降りたわたしたちは、目的地である袋田の滝へと向かうことにした。行く方法は、常陸大子駅から茨交県北バス(個人ページ)と、無料の周遊観光バスが走っている。この周遊観光バスは隣の袋田駅にも停車するので、そこから乗ることもできる。また、袋田駅から徒歩で40分くらいという手段もある。
 次のバスの出発までは1時間くらいあったので、袋田駅まで列車で向かってそこから歩くことにした。


 袋田駅から袋田の滝までは徒歩の人用に道案内が出ていているので、特に迷うことはない。また大体歩道があるので、特に危険を感じるようなことはなかった。
 歩いていると、遠くの紅葉に彩られた山々や黄色く色づいたイチョウが見られたりして、いいものだ。バスに乗っていたのではこんなゆっくりと景色を楽しむこともできなかっただろう。

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(水郡線からの風景、袋田駅近くの風景)
(歩いていて見かけた風景)

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(りんご)

 行程を半分くらい来ると、そば屋が沿線に見えてくる。奥久慈の名物の一つが「そば」らしい。袋田の滝近くに食事屋さんがあるかは分からなかったので(実際は観光地でたくさんあったのだが)、目に付いた「ゆばた」というお店に入った。

 紹介記事が張り出してあったのだが、それによると農家の方が開いたお店らしい。店内はそんな感じで、このような混んでいるシーズンだからなのか、向かいの母屋らしき大きな家にもお客さんを入れていた。

 メニューに、けんちんざるそば、という妙なメニューがあった。このあと見かけたそば屋にも同様のメニューがあり、どうやら奥久慈の名物らしい。それと、この地方の名産ということでコンニャク(の刺身)をいただいた。

 この刺身コンニャク、とてもおいしかった。どうおいしいかと言うと、冷たい清流の水をすくって飲んだような感じなのだ。水のおいしさが、そのままコンニャクに表れているのだろうか。

 次にけんちんざるそばだが、残念なことに、出てくるのに非常に時間がかかった。待ちきれずに帰った客もいるようだった。どうも団体とかち合ってしまったらしく、もともとそれほど大量にお客が来るようなことを考えられていないために、厨房が対応しきれなくなったらしい。
 しかし、待った甲斐があってとてもおいしかった。ちなみにけんちんざるそばとは何かと言うと、熱いけんちん汁と冷たいザルそばが出でくるのだが、めんつゆがない。鴨せいろ、とか、ラーメンのつけ麺のような感じで、けんちん汁にザルそばをつけて食べるのだ。このけんちん汁がとてもおいしかった。さすがは農家の味と言ったところだろう。


 おなかも満足したということで、先を進んだ。しばらくすると、駐車場だのお店だのがやたらと増えてくる。袋田の滝、ということで、ただ滝があるようなところかと思っていたのだが、よく考えれば「日本三大瀑布」の中に「那智の滝」「華厳の滝」とともに名を連ねている滝なのだ。観光地化していて当然なのだろう。観光客も大勢いた。

 あたりには紅葉に染まった山々が見える。美しい景色だ。


(袋田の滝近くの山々)

 しばらく歩くと「近道」と書いた看板があって、とりあえずそちらへ行ってみる。他の観光客と一緒に道なりに進むと、コンクリートでできたトンネルの入り口に出た。隣にチケット売り場があり、ここに入るには300円が必要だ。なお「ときわ路パス」を見せると団体扱いになり、250円に割り引かれる。

 トンネルの中には3つの口が開いている。「展望台」「吊り橋へ」「観瀑台」だ。

 展望台は山の中腹に開けた穴なのだが、ここから滝は見えない。付近の景色を楽しむような場所だ。

 観瀑台は滝のすぐ真正面に開けた穴で、滝をすぐそばから眺めることができ、滝の迫力を間近に感じることができる。近すぎて水しぶきは飛んでくるし、写真を撮ろうにも大きすぎてファインダーに収まらない。そこまで近くに寄れる。
 が、滝しか見えない。個人的には、あまりに近すぎるのではないかと思う。もう少し遠くから見て、滝のある景色を楽しみたい。

 帰りがけに、吊り橋を通ってみた。実はこの吊り橋で、上の願いを叶えてくれるようになっていて、若干横からの滝と、そして風景をあわせ見ることができる。観瀑台はもちろんのことだが、この吊り橋からの景色こそ、袋田の滝では外すことはできないのではないだろうか。

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(観瀑台からの袋田の滝)
(吊り橋からの袋田の滝, 川沿い茶店からの風景)


 ところでトンネルから吊り橋へ出るところにチケット売り場がある。つまり、観瀑台へ行かずに吊り橋から眺めるだけならば、300 円は不要なのだ。ただ、トンネルを使うと安全に楽に吊り橋に行くことはできる。そういうメリットもトンネルにはあると思う。
 吊り橋を渡り、川の対岸へ行った。渡ってからは比較的急な坂道を登る。この対岸には数軒の茶店があり、そこからの景色もなかなかよい。コーヒーをいただきながら、その美しい景色を楽しんだ。

 坂道を降りると広い道に出る(MapFanWeb)。振り返ってみても、特に「この先に展望台」などとは書いていない。ちょっと不親切かと思う。
 そのまま進むとバス停があるのだが、生憎バスには間に合わなかったので、徒歩で駅まで戻った。

 東京からは十分日帰り圏内であるが、とても素晴らしい紅葉と滝の組み合わせを見ることができる。まだ見ごろと思うので、出かけてみてはいかがだろうか。

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この記事へのコメント
駅からハイキングで21日こちら方面のハイキングがあり、こちらのホームページを見せて頂きました。素晴らしい景色のお写真、文章も楽しく読ませて頂きました。大変参考になりました。毎月何度かハイキングしてるものですが、初級から中級のレベルかと思いますが、bこちらのコースはアップダウンが激しいコースと書いてありました。私のような者はこちらのコースは無理でしょうか?高尾山の稲荷山コースはどうにかこなす程度です。よろしかったら、アドバイス頂けたら幸いです。周辺の山々、袋田の滝の素晴らしさに魅了されて是非見てみたいものと思いました。娘と二人参加を予定しております。8キロのこーすで東京から参加です。はるか
Posted by ゲスト at 2004年11月17日 01:38
 こんにちは。
 こちらのコースですね。
 紅葉は、gooのページによると11日で最盛期らしいです。exciteには現在見頃とあります。

 残念ながらわたしは稲荷山や、また月居山・生瀬の滝は行ったことがありませんので、自信を持って大丈夫です、と申し上げることはできません。ご心配であればJRにお問い合わせいただくのがよいかと思います。
 ただあくまでも推測でしかないですが、一般向けのハイキングコースであることと、はるかさんが行かれた稲荷山はかなりの急坂もあると聞いていてそれをこなされたということですので、無理ということはないのではないかと思います。

 恐らく、まだ紅葉もたくさんあって、美しい景色が広がっているかと思います。わたしは見られませんでしたが、生瀬の滝もすばらしいと聞きます。晴れることをお祈りしています!
Posted by hirakei at 2004年11月17日 08:53
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袋田の滝紅葉紀行(11/6)
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