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2004年09月16日

姨捨の棚田(8/22)



 2004年8月22日、長野県千曲市にある姨捨の棚田へ行ってきた。残念ながら雨の降る生憎の天気だった。
 大糸線で松本駅へ行ったあと、篠ノ井線で姨捨駅へと向かった。
 この姨捨駅だが、棚田で非常に有名だ。棚田とは傾斜地に作られた水田のことであり、段々状の作りになっているのが特徴で日本の原風景の1つとして最近注目されている。しかしながら実際に見ていただくと分かるように農耕機械を入れることができず農作業が非効率になりがちで、どんどん減っているのが現実らしい。
 その残っている棚田の1つが姨捨にあり、「田毎の月」ということで国指定の名勝(棚田としては初めてとのこと)になっている。「田毎の月」とは名月がそれぞれの棚田に映った様子を現した言葉だ。なお2004年9月25日に「信州おばすて観月会」というものがあるらしい。
 なお「姨捨」という地名は伝承による。

 さてその姨捨だ。まずは松本駅から姨捨駅へと向かう。姨捨に着く直前あたりに踏切があるのだが、そこからいい具合に棚田を見通すことができる。わたしは時間の都合で車窓からになってしまったが、お時間のある方にはお試しいただきたい。もしかしたら、わたしが今回見たものよりもいい景色が見られるかもしれない。

 なおこの姨捨駅はスイッチバックという方式になっていて、駅へ入った線路はここで行き止まりだ。松本駅から姨捨駅へ入ってきた電車は、一度松本駅側へ少し戻り、切り替わったポイントを通って、そして姨捨駅を通らずに長野駅側へ向かうことになる。急勾配のところに駅を作る工夫のようだ。今ではあまり多くは見られない、珍しい構成だ。

 姨捨で降りて、棚田側のホームへと移動した。ホームは高い位置にありなかなかにいい景色ではあるのだが、長野行きの線路の架線がとてもジャマだ。ホームを跨ぐ橋があるのだがそこからは外が見えず、美しい景色を見るのはなかなかに難しい。
 時間も無いので、姨捨駅から長楽寺の方へと向かった。車ではかなり遠回りをしないといけないのだが、徒歩では駅から長楽寺方面へ向かう細い生活道路を使うことができる。ただし棚田のあるような場所なのだから、なかなかに急だ。

 細い道を歩いて降っていくと、棚田を間近で見ることができる。この場所で稲を育てている方々には敬意を表したく思うほどに見るだけでも大変な環境だということが分かるし、ここでの農作業はわたしのような農業をやったことが無い者にとっては想像できないくらいに、大変なのだろう。もちろんその方々が農業をボランティアでやっている訳ではなく生活のために行っているのではあるが、このような大変な場所で稲作を続け、日本の原風景を守り続けてきていることには、本当に感謝したく思う。

 しばらく降りていくと、車も通れるような大きな道にぶつかる。右手には長楽寺があり、左手には「おばすて観光会館 楽月庵」という食事処がある。営業時間は午前11時〜午後5時で月曜は休みだそうだ。姨捨駅周辺ではここしか食事のできるところを見つけられなかった。手打ちそばの実演もあって、なかなかにおもしろい。ここでおそばをいただいた。またパンフレットがいくつかあり、「姨捨」や下に出てくる「姨岩」の伝承も載っていた。

Img_8105.jpg

 ここまで降りてくると善光寺平は見通せるのだが、棚田は山々や木々に隠れて見えない。どこかにいい場所はないか、と思いながら探していると、長楽寺の真上に小さな岩山を見つけた。小高い丘の上に岩が乗っていて、なかなかに不思議な感じだ。これは「姨岩」といい、楽月庵で見つけたパンフレットに伝承が書いてある。この岩に登るとそれなりに棚田も含めて見通すことができる。ただし下を見下ろすと怖いくらいに高い場所にありとても危険なので、注意していただきたい。

 駅へ戻る途中で、姨捨公園に寄った。駅近くの高台にあり、名月の山「鏡台山」を正面に見ることができ、善光寺平を見渡すことができる。しかしやはり、棚田は見えない。棚田を見るには、駅手前の踏切から長楽寺方面を見るのが一番なのかもしれない。

 ちなみに写真がよくないのウデが悪いからであり、本物は国指定の名勝だけあっていい景色だと思うので、安心していただきたい。実際に姨捨駅へ行ってみていただくなり、長野自動車道姨捨SAから眺めてみるなり、是非ともしていただきたい。


参考リンク
千曲市更埴観光協会
同協会の名月の里おばすての説明
NPO法人 棚田ネットワーク
棚田学会
全国棚田(千枚田)連絡協議会
千曲市

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この記事へのコメント
地元にも棚田(千枚田と言っています)があります。
トラックバックさせてもらいました。
棚田を保存していくのは、大変なようですね。
Posted by manbow at 2004年09月17日 01:03
 美しい景色だったのですが、どこも棚田は維持をするのは大変なんですね。
 自戒をこめて、拝見しました(荒らしていないつもりですが・・・)。
Posted by hirakei at 2004年09月17日 07:13
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