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2015年05月25日

幻のカシオペアスイートと旅程組み換え(15/05/01)


(幻となってしまったカシオペアスイートの切符)

 2014年のGWに引き続き、2015年のGWに北海道旅行を計画した。

 まずは北海道との往復手段の確保だ。昨年のように往復北斗星…といきたいところであったが、北斗星は既に定期運航を終了している。また北海道新幹線の準備のために、寝台が走らない日も設けられている。以前調べた運行計画によると、北海道行き帰りで唯一使えそうな寝台は、5/1のカシオペアのみ。帰りは寝台は使えそうにない。
 そこで、
5/1 カシオペアで北海道へ
5/5 新幹線で戻る
という計画を立てた。

 なお、東京発札幌着を鉄道で計画すると、6:32発、15:59着で、実に9.5時間。この時間を列車で移動し続けるのはなかなか辛いし、最終日が移動のみになってしまう。特にこの中でも、函館から札幌が特急で3.5時間だ。そこで、札幌から函館まではレンタカーで移動し、最終日に函館から帰ることにした。

 計画を立てても、カシオペアの寝台券が入手できないことには旅行はできない。寝台券は1ヶ月前の10時から発売される。この日の札幌行き寝台はカシオペアのみなので、高い競争率が予想される。4/1に数駅を駆け回って何とか確保できたのが、カシオペアスイート(メゾネットタイプ)だった。もちろん席数の最も多いカシオペアツインもチャレンジしたのだが、確保できなかった。本当にたまたま取れたのが、カシオペアスイートだった。
 カシオペアスイートは、2007年にどなたかがキャンセルした切符が取れたことがあったが大雨で運休してしまい、利用したことが無い。ついに今回、再度の機会が巡ってきたということだ。
 今のカシオペアは、16:20上野発、11:15札幌着。2015年3月にダイヤが変わり、出発時刻はこれまでと変わらないものの、到着時間が遅くなった。北海道の観光時間が短くなりはするが、その分寝台列車の旅を長く楽しむことができる。

 カシオペアや北斗星の楽しみの一つに、夕食(ディナータイム)がある。カシオペアでは、夕食の時間は3回設定されている。カシオペアスイートでは、そのうちの一番早い時間、かつ懐石御前の場合のみ、部屋で食事をとることができるというサービスがある。せっかくのカシオペアスイートなので、その日のうちにお願いした。JRのみどりの窓口で対応してもらえる。この夕食だが、席に限りがあるので、切符が取れたらすぐに予約を手配するのがよいと思う。
 なお、カシオペアや北斗星はダイニングカー(食堂車)が連結されていて、いくら部屋で食べられるサービスがあるからといってももったいないのでは、という考え方もあるかもしれない。その場合は、ディナータイムの後に設定されているパブタイムも利用するのがよいと思う。特に懐石御前の部屋食は時間が早いので、寝る前にワインでも、という場合にちょうどよい。カシオペアオリジナルラベルのワインが楽しめるはずだ。もしくは、翌朝の朝食でもよいだろう。

 そして、その日が来るのを、楽しみに待った。


 しかし。何の因果か、その日の朝に、その日に出発できないことになってしまった。

 文字通り、泣く泣くカシオペアスイートをキャンセル。この連休の北海道は諦めざるを得ないのか、と正直目の前が真っ暗になってしまったが、それでも何とか翌朝には出発できそうなので、急遽代わりの交通手段を確保することにした。何せ今日は旅行初日。既に旅程は固まっていて、明日中には札幌に着き明朝にレンタカーを借りないと、大幅な旅程の組み替えが必要になってしまう。
 まずは新幹線を検討した。しかし冒頭に記載したように、東京から札幌まで新幹線と特急を乗り継いでも9.5時間程度かかるし、連休後半初日の朝なので指定席も空いていない。新幹線はやぶさは全席指定のため、満席の場合立ち席で乗ることもでき、札幌まで行くことは可能だが、旅行初日からそれは辛い。
 そこで飛行機を探してみることにしたが、同じく連休初日だけあって、夜遅くの便に若干の空きがあるのみだった。それでもこまめに確認していたところ、たまたまお昼の便にキャンセルが出て、チケットを確保することができた。到着が当初予定よりも遅れてしまうため予定を変更せざるを得なくなったが、北海道に行けるだけでもよしとしたい。

 こうして、旅行の最大の楽しみの一つであったカシオペアスイートは、非常に残念ながら幻となってしまったが、こうして北海道への旅が始まった。
  

Posted by hirakei at 05:32Comments(0)旅行/北海道